留守にしてしまいました。
いや、別にオペラ座の地下にこもって作曲していた訳ではないのですが、単純に5月半ばから今まで、「連休」という奴がなかったんですわ。
1日だけの休みですと、前日の当番勤務の疲れを取り、翌日の当番勤務に備えるだけの1日になってしまうのでなぁ。
おまけにどうも私を震源地とするタチの悪い風邪が製剤課で流行ってしまいまして、人がバタバタ倒れて行くと言う困った事態になっておったのでございますよ。
私の隣に座っているOさんなどは、5月下旬からひき始めた風邪が未だに治らず咳こんでいるような状況でして。
いや〜〜・・・・、どうもすんませんです、はい。
しっかし連休がないと、仕事に追われる無機質な毎日になってしまっていけませんな。
4月ごろに作った「オペラ座オリジナルTシャツ」(私は定期的にTシャツ作りたい病に襲われる)を、某さんに送りつけようと思いながらそのままだったり、読んだ本の感想をブログに書こうと思ってそのままだったり、やろうと思いながらそのままになってしまっている事が多いですね。
しかも某さんの場合、4月の時点で「遅くなりましたが、2月のお誕生日のプレゼントとしてお贈りします〜♪」というノリで送ろうと思っていたのに、今やもう7月が目の前ですよ、ええ。
黒地長袖のTシャツを、7月に送ってどうするんだと。
いつも作ってるスイカファントムTシャツよりは、真っ当なデザインになっているかと思うのですが、これからの季節にはちょっとなあ。
高井さんの2000回記念?にも、何か作れたらいいなぁと思っておるのですが、なんせまた7月の終わりまで連休がない事が、既に判明してたりするのでありました。
正直なところ、”今現在”の舞台を観に来ているお客さんにとっては、何回ファントムを演じてきたとか、いつからファントムを演じてきたとか、あまり関係ないと思うんですね。
大切なのは、今この時に、どのような舞台を提供できているか、で。
お客さんは決して「いつから演じている、何回演じている」と言う肩書きに、チケット代を払っているわけではないのでね。
ただ・・・ファントムによく似た、優しさと残酷さ、強さと弱さ、愛と憎しみ、理性と欲望と言った、両極端の要素を持ち合わせた特殊な個性が、四季という独特なシステムの中で、時に暴走し、時に壁にぶつかり血を流し、もがき苦しみ、もう駄目かと思われた局面で、驚くべき強さで立ちあがって壁を乗り越えて来たのを傍から観てきた人間としては、その長い道のりに敬意を払わざるを得ない。
人は誰もが羨む役を手に入れて「幸運」と言う。
しかしその幸運は、血のにじむような努力と苦労とによって、背負われて来た十字架のようなものなんですよ。
そしてその重い十字架を背負い続ける事の出来る人間のみが、ファントムを長く演じる事を許されるんだと思いますね。
・・・・と、次の連休までの1ヶ月分を熱く語っておきました(笑)
次にブログに登場する頃には、もう紫陽花の季節も終わってるかも知れませんね。
当番勤務を終えて、職場近くからの夕焼け。
梅雨時の空は、結構変化があって面白かったりします。