ふぅ〜、22日に光電話にするための回線工事をしてもらったのですが、どうも契約の際に不備があったらしく、送られてくるべき書類が送られないまま工事が終わってしまいまして、ここ3日間ほどネットに繋げない状態に陥っておりました。
しか〜し「飛ばない豚は、ただの豚だ!」じゃないですが、ネットに繋がっていないパソコンは、ただの箱ですね、いや本当に。
いよいよマイコーの映画が今週で終わってしまいますなあ。
私は最終日の27日は当番勤務で行けそうにもないので、今日26日の定時帰りに観に行くのがラストになります。
実は自分でも何回観たのか正確には把握してないのですが、う〜んと、HAT神戸の109シネマズが今日観る予定の分も入れて6回、ミント神戸で2回、神戸国際会館松竹で1回、梅田のブルク7で1回、西宮のTOHOシネマズで1回、箕面のIMAXで1回、立川で1回、計13回観た事になるんですかね。
結局なんばパークスシネマには行けませんでした。
スケジュールが合わなかったのもありますが、ここしばらくは観に行ける時間帯の回が満席状態でチケットが取れなかったのだ。
最後の鑑賞を前に、私的見どころポイントなどを挙げてみようかな。
冒頭のダンサーインタビューの最後の一人、「人生はつらいだろ?」のお兄ちゃんのインタビューから、淡い水色の画面に白い文字でfor the fans...と表示されるくだりで、いつも第1回目の号泣ポイントが訪れます(笑)
ああ、でもそうなんだよ。
オルテガは、これまでマイコーのファンだった人のために、そしてこれからマイコーのファンになる人のためにこの映画を作ってくれたんだなぁとしみじみ思いますね。
そしてその後に続く[Wanna Be Startin' Somethin']。
マイコーのポーズで始まるこの曲、ここで劇場のスピーカーが一斉に唸りを上げる瞬間が何度体験しても痺れる。
鉄骨の中をくぐりぬけて行くような画像の後に、『This Is It』の赤い文字が降りてくる映画の入りは、本当に格好いいですなあ。
この曲でのオレンジパンツマイコーのジェームス・ブラウン張りの細かいステップには、目を見張るものがあります。
8ビートどころか、16ビートくらいまで体でリズム取ってるんじゃないか?
ギターのおっちゃんに背を向けて、掌を仰向けに細かくリズム取ってる動きが特に好きだったりします。
ちなみにこの曲では、ステージの下に歌詞確認用のモニターが置いてあるのが見えますね。
下から上へ歌詞が流れていくように表示されるのな。
いったん[Wanna Be Startin' Somethin']が中断して、アカペラでの「Speechless」が入りますが、このアカペラの最後にマイコーが呟く「I Love You」に心の中で「Me too...」と返す、これはもう鉄板でしょう、ええ。
そしてもう一度[Wanna Be Startin' Somethin']に戻るのですが、その戻り方がこれまた格好いい。
マイコーが左足でトン、トン、トン、トンとリズムを取りながら「If You Cant Feed Your Baby!」と叫ぶとそれを合図に曲が鳴り始める。
ああもう、格好よすぎ。
一度でいいから、コーラスと一緒に「ヒーハー!」と叫びたかった・・・。
お次の[Jam]。
この曲はトースター(下から跳ね上がるしかけ)の練習のシーンからバックで軽く流れているのですが、オルテガの「アドレナリンだ、ベイビー」の台詞からベースがドカンと入ってきます。
このベース音に、私の頭の中のアドレナリンも大爆発。
先の[Wanna Be Startin' Somethin']もそうなのですが、この曲もアレンジがいいんだよなあ。
正直言いまして、アルバム『Dangerous』に収録されている[Jam]よりも、こちらの『This Is It』版の[Jam]のアレンジの方が好きだ。
ベースラインの格好よさが尋常じゃない。
この曲ではぜひ痺れるようなベースの低音を味わって頂きたい。
[Jam]でのマイコーダンスの好きな所は、膝をクイッと揺らしてのターンですかね。
その格好いいターンは何なのだ!
私が同じ動きをしたら、恐らく膝の関節外れます。
[They Don't Really Care About Us]では、ダンサーと円陣になって踊るマイコーが、ガムを噛みながらの余裕のダンスにも関わらず、その場にいる誰よりも格好いいという、訳の分からない現象が起きているのが素敵です。
ちょっとした首の動かし方とか、動かすタイミングとか、もうあれはセンスなんだろうなあ。
映画の中のパフォーマンスでは分かりにくいですが、この曲は実はかなり深刻で悲痛なメッセージに満ちた内容になっておりまして、お暇な方はこちらのPVをご覧になってください。
ロス暴動の際の映像や、天安門事件の映像、足をけがして這いずるように戦火から逃げる人など、ややショッキングな映像も含まれますが、個人的にこれが”本来の”[They Don't Really Care About Us]なのだと思っています。
マイケル・ジャクソンThey Don't Really Care About Us
オフステージのアカペラから始まる[Human Nature]。
初めて映画を観た時に、この曲をアカペラで歌うマイコーの尖った肩に「ああ、音楽が舞い降りて来てる!」と思ったんですよ(笑)
まるで光の粒子のように、音楽が降り注いでいるのが見える!と思った。
12回観た今でも、その時の驚きと感動はまだリアルに残っています。
伴奏がなくても、いや、むしろ伴奏なしでアカペラで歌ってる時の方が音楽的なんだよなあ・・・これは一体どうしたこっちゃ。
この場面では「ハウワ〜〜〜〜〜アァ〜〜〜」とマイクを押さえながら、目を閉じて歌うマイコーの顔の美しさにいつも見惚れます。
その後「Looking out!」で静止して、しばらく間をおいて「Across the morning」で入った後に、指をさしてリズムの節を指示するマイコーも格好いい。
[Smooth Criminal]。
夜景の中に浮かび上がるシルエットがとにかく渋い!
出だしで自分がキューを出すと言った後に、「後ろ向きで画面の変わる瞬間が分かるかな?」とオルテガに訊ねられて、「感覚で分かるよ、変わる瞬間は」と返事するまでに妙な間が空くのがいい(笑)
本当に分かるんかいな〜〜。
おおっと、半分までで随分時間をくってしまった。
以上、『This Is It』前半戦でした。