ブルーシアターを後にし、ゆりかもめに乗って東京ビッグサイトを目指します。
午後4時30分ごろにビッグサイトに到着。
ひ、広い。
入り口から、東第2・3展示場まで一体何メートル歩いたんだろう・・・。
絶対ここ、100メートル走のライン取りできるよな。
展示場に着くと、これまた広い!
カメラのズームをフルにしてもこれが限界でございました。
解説の谷川九段が、闇に沈んでしまっている・・・。
結果は久保九段の勝ちで、初優勝。
ハム三冠は残念だったなぁ。
途中までは「羽生さんの方がいいかなぁ」と思って観ておったのですが、終盤になって急に形勢が悪くなってしまいましたね。
ハムスター以下のレベルの私の目にも、苦しさが見えるくらいに。
これだから将棋は怖い。
うーん、どこが悪かったんだろう。
4九に飛車を打った時点では既に苦しい感じだったので、その前・・・ですが、と金が5八に行った時点で、もう苦しかったり?
桂馬もないし、先手玉に迫るにしても間に合わないと言うか何と言うか。
とにかく印象としては、本当に瞬きしてる間に崩れて行ったという感じでして、羽生さんの中に「勝ちを諦める」ような何かが起こったのかも知れませんね。
しかし谷川九段の解説を聴いていると、一人の棋士として羽生さんの将棋が好きなんだなという事が伝わってきて、なんとなく微笑ましかったです。
谷川さんは、羽生さんの将棋を信頼しているんですなぁ。
私が一番最初に名前を耳にした棋士は谷川浩司さんでして、まだ小学生時代に、親父が見ていた将棋番組(多分NHK杯)を一緒に見ていて、「この人が今一番強いんだよ」と教えてもらったのが谷川さんでした。
「まだ若いね」と言うと、「ベテランは若手には敵わなくなってきている、でも次に羽生という強いのが出てきている」みたいな事を親父が言っていたのを覚えています。
その当時は将棋に全く興味がなかったので聞き流していたのですが、今になってはまるとは、人生どう転ぶかわからないものです。
真剣な顔のハム三冠、手前の背中を向けているのが久保九段。
久保九段はここ最近不調だったようで、今回の優勝はかなり嬉しかったのではないでしょうか。
そういう意味では、久保九段が勝ってよかったなぁと思うのでありました。
と言うわけで、お祝いを込めて渋谷の夜景将棋Ver.
駒が降り注いで来るイメージ。
ハム三冠の上にも、美しい駒が降り注ぎますように、っと。